仮想空間の片隅に

Live in 仮想空間

スポンサーリンク

【名作】『ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ』の感想・あらすじを紹介

おつかれさまです。てとりすです。いやぁ、久々に凄い名作に出会ったなぁと思って記事にしようと思いました。『ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ』について語っていきます。

今頃読むきっかけになったのはマンガBANGでした。毎日フリーメダルが貰えてタダで読めるので、ちまちまマンガを漁っていて見つけました。

『ウロボロス』週刊コミックパンチで2009年から連載を開始したものの、2010年に週刊コミックパンチが休刊、2011年に創刊された月刊コミック@パンチへ移籍し、2017年2号まで掲載されました。ユニークですね。

単行本は全24巻です。

  • 第一部:1~8巻(週刊コミックパンチ)
  • 第二部:9巻~24巻(月刊コミックパンチ)

結構前の漫画かと思いきや、意外と最近まで連載していました。

2015年にはドラマ化もされています。金曜22:00から1時間とは結構豪華な枠ですね。22:00~23:00、ウロボロスのダークな世界観にちょうど合っている感じ。

龍崎イクオは生田斗真さん、段野竜哉が小栗旬さんです。個人的には段野は要潤だろ!って感じです笑。もしくは若返ったGACKT。龍崎:生田斗真はハマってますね。

ウロボロスのあらすじ:この世で一番大切な人を消された2人の青年の物語

Amazonに掲載されていた「あらすじ」から抜粋しますね。

【ウロボロスのあらすじ】

龍崎イクオと段野竜哉は、最愛の人を亡くした15年前の事件をきっかけに、ある巨大組織に守られた男への復讐を誓う。因縁の男を探し出すために、そして復讐を果たすために、龍崎は刑事になり、段野は極道になった。二人が追う男が身を置く巨大な組織、それは…日本の警察機構!

ウロボロスは古代の象徴の1つで、己の尻尾を噛んで環になったヘビもしくは竜を図にしたもの。龍崎と段野の関係は2匹の龍が輪になって相食む姿がイメージに近い。

f:id:tetrisotoko777:20181118171314j:plain

愛する人の敵を取るために、2人は復讐のために生きます表と裏の中枢に深く潜り、因縁の男「金時計」の正体を追う

龍崎と段野の最愛の人:柏葉結子を殺害した犯人は4人組、しかし、その4人はトカゲの尻尾。裏で糸を引いていた「金時計」は…実は現場にいました。

幼少期の龍崎は現場で「金時計」と会っています。しかし、覚えているのは”冷ややかなセリフ”と”金時計を付けていた”ことのみ。

f:id:tetrisotoko777:20181118172036p:plain

君達のちっぽけな人生を握り潰すことができるのも…警察だよ?」このセリフと事件の断片は、延々と龍崎の頭でリフレインすることになります。

ウロボロスの感想: 導入から心を引き込まれる圧倒的な作品の力強さ

まず、本編に入っていく前から引き込んでくる作品の強さがあります。『東京喰種』『ワンピース』しかり、名作って1巻の始めから勢いがあって面白いですよね

f:id:tetrisotoko777:20181118174654p:plain

作者が波に乗ってる/ハマっている背景は導入から伝わってきます。作画の巧拙とかじゃなく、「勢い」としか表現できません。

ウロボロスの感想:絶望の表現力が凄い

まず、読み始めて思ったことが「絶望」の表現力が凄いということ。画力もそうですが、安穏なシーンから突然の死への展開も心を抉ってきます。

展開を予定調和から意図的に崩していくのは圧巻。(え・・・)と息が詰まるものが。

ウロボロスの感想:警察と極道の対比的な関係がカッコいい

主人公は警察官:龍崎イクオですが、同じ志を持つ極道:段野竜哉は裏主人公と呼ぶべき存在。表では決して交わらない光と闇が、裏側で握手をしている関係性はカッコいい

それは龍崎と段野に限った関係性だけではなく、巨大な警察組織の中でも禍々しく混じり合ってカオスな様相を呈しています。

警察組織の表側の、強い縦社会ならではの表と裏、さらに中枢には深い裏が潜んでいます。僕は、徐々に姿がハッキリとしていく深海の魔物を視るような目で物語を追って行っていました。

ウロボロスの感想:警察と公安の闇にリアリティがある

『ウロボロス』は当然フィクションですが、1つ1つの事件には奥深さがあり、法と自治と人間の難しさをよく描けています。リアリティがあるのです。

一般市民には、警察組織の中は見えないです。ブラックボックスで、何がどうなっているかわかりません。「知らない」ので、現実と比較ができないのです。だから、誇張表現でも具体性があるとリアリティが出てくる。

では、実際に警察は黒いのか。ウロボロスの読後で感化されている点はあるとしても、僕も黒いと思います。というか、組織って大体黒いですよね。優しい人は上に上がれません。

警察組織の黒さを表すこと、例えば、2002年に北海道で稲葉事件という有名な警察不祥事がおこりました。これは映画『日本で一番悪い奴ら』の元となっています。

稲葉は、ウロボロスでも出てきた”おとり捜査” ”麻薬密売人との交際” ”銃器・薬の密売”に手を染めました。死人も出ています。

稲葉は暴力団員らと接触して捜査協力者を増やし、情報入手のために飲食代を負担したり小遣いを渡したりしていたが、資金の工面に困るようになる。そのため、協力者とともに拳銃や覚せい剤の密売に手を染めるようになった

また、作中で出てくる公安という組織は実際謎は多いです。インターネットにも情報はほとんど出てこない。組織図すら見当たらないです。

仕事内容がそもそも極秘で、主にテロ組織や反政府組織への対策をしていると言われています。

余談:僕が少しだけみた「公安の動きらしきもの」

僕はコインチェック盗難事件の最中に、「公安の動きらしきもの」の一端をみたことがあります

盗まれたXEMにモザイク(※マーキング)をつけてハッカーの動きを追っていたみなりん氏が、渋谷駅の入駅を拒否された旨ツイートしていました。同時期に「何かおかしい」とも呟いていました。

現在はみなりん氏のアカウントも消されているのでハッキリしたソースは提示できませんが、(たぶん公安の動きかな・・・)と考えています。

ウロボロスでは、警察組織の上層部が公安と手を組み、15年前の”まほろば”での事件を抹消するために動いています。”まほろば”を知る者/その施設を追いかける者は容赦なく消されるのです。

まほろばは、龍崎イクオと段野竜哉が育った児童養護施設であり、柏葉結子がオーナーでした。

ウロボロスの感想:出来事や人物それぞれに深い闇がある

主人公2人が深い闇を抱えていることは上記の通りです。他の人物も”承認欲求” ”警察組織の地位” ”過去のトラウマ” ”虚無感”といった十人十色に複雑な闇を抱えています。

これは、物語のベースになっている児童養護施設”まほろば”も例外ではなく、警察と公安が徹底して揉み消そうとしているように、作中で最も深い闇をまとっています。

結子先生がオーナーしていた”まほろば”は、表には全く見えない権力者が背後でうごめいており、また、児童養育とは別の裏の目的がありました。

僕が特にゾッとしたのは、現実的にも”まほろば”は充分に運営可能で、存在していても不思議ではないこと。

ウロボロスの感想:相棒を組んだ龍崎と日比野の恋と心理変化も見どころだった

淡々とした復讐劇という側面だけでなく、龍崎イクオと日比野美月との恋も、物語の大きな部分。

サイドストーリーではなく、復讐のための冷徹マシーンと化している龍崎の心に変化をもたらします。

まとめ:読みだしたら止まらない傑作

『ウロボロス』僕は最初から引き込まれて、最後まで一気に読みました。

リズム感のある展開と、意図的にテンポを崩すのが面白くてスラスラ進みます。

▼ダウンロードできます。ウロボロスも無料で読めるので是非。

マンガBANG!人気漫画が毎日読めるマンガアプリ
マンガBANG!人気漫画が毎日読めるマンガアプリ
開発元:Amazia, Inc.
無料
posted withアプリーチ