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弁護士youtuber久保田氏から見たヒカルVALU騒動まとめ【9/5更新】

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弁護士youtuber久保田氏から見たヒカルVALU騒動

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最近、登録人数を凄い勢いで伸ばしている弁護士youtuberの久保田氏がVALU騒動について取り上げていました。

ヒカルさんの騒動を複数回に分けて投稿していて、なんというか【youtuberくん】的なタイトルで『闇金ウシジマくん』に出てきそうだなぁと感じました。

取り上げているものは、他のメディア(ブログ等)でも話題になったこの法律問題の3つ+言い分と対応についてです。

  • インサイダー取引編
  • 詐欺罪編
  • 民事責任編
  • 言い分と対応について

と、今のところ4編を投稿しています。(ほんとウシジマくんみたいだ)

しかも、今後の動向でさらに増えることも十分考えられます。

インサイダー取引編

【法律解説】弁護士による解説!ヒカルさん達のVALU騒動について解説します(インサイダー取引編) - 弁護士久保田康介 - YouTube

他のブログやtwitterでも、「これはインサイダー取引じゃないか」と話題になっていましたよね。

具体的には、ヒカルさんと井川さんが情報を共有して、VALUの価値が高いうちに売り抜けた件は、金融商品取引法166条のインサイダー取引にあたるのではないか、という問題です。

久保田先生は「そもそも上場会社ではないから当たらない」と指摘していました。

金融商品取引法166条は、確かに上場会社等に係る業務等が対象である旨がかかれています。

第一六六条① 次の各号に掲げる者(以下この条において「会社関係者」という。)であつて、上場会社等に係る業務等に関する重要事実(当該上場会社等の子会社に係る会社関係者(当該上場会社等に係る会社関係者に該当する者を除く。)については、当該子会社の業務等に関する重要事実であって、次項第五号から第八号までに規定するものに限る。

VALUの一件は、あくまで個人の価値を売りに出しているので個人の価値とは関係ないのですね。

動画内では、VALUと株式会社の類似性を例に挙げて「類推解釈の禁止」にも触れており、法律の初学者にとっても分かりやすい内容でした。

詐欺罪編

【法律解説】弁護士による解説!ヒカルさん達のVALU騒動について解説します(詐欺編) - 弁護士久保田康介 - 弁護士久保田康介 - YouTube

twitter等でもヒカルさんの一件は詐欺罪ではないか、という疑いは出ていました。

詐欺罪編に関しては、久保田さんも見解が分かれる可能性はあると前置きを置きつつも、「刑法246条2項の詐欺罪が成立する可能性はある」と述べていました。

第246条
  1. 人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。
  2. 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

詐欺罪の成立要件は以下の6つを満たすことが必要ですが、これらを「満たせると解せる」とまで言わしめるのはなかなか凄いですね・・・

  • 欺罔行為(だますこと)
  • 錯誤
  • 財産的処分行為
  • 因果関係
  • 財産上の利益の移転
  • 処分

法律問題の解説も印象的でしたが、それ以上に久保田先生がヒカルVALU騒動を「悪質である」と述べていたのが印象的でしたね。 

追記:9/5にヒカルさんがあげた謝罪動画のなかで、タイムラインに優待情報を載せたのは井川さん、削除したのはVALUという発言がありました。

この発言が真実だと仮定すると、詐欺罪の成立要件には当てはまらないと述べています。

民事責任編

【法律解説】弁護士による解説!ヒカルさん達のVALU騒動について解説します(民事責任編))- 弁護士久保田康介 - YouTube

この回では、民事責任として民法709条の不法行為が認められるのではないか、と述べていました。

先ほどの詐欺罪よりも要件を満たしやすいので、「詐欺罪よりも成立しやすい」と述べていました。

第709条

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

 そして、709条は4つの要件を満たすことで損害賠償請求ができます。

  • 権利・利益侵害
  • 故意・過失
  • 損害発生
  • 因果関係

詐欺罪の成立要件と違い、必ずしも故意である必要がないので、詐欺罪よりも認められやすいことを解説していました。

言い分と対応について

【弁護士の戯言】VALU騒動についてのヒカルさんの言い分と対応について。 - 弁護士久保田康介 - YouTube

この回では、法律問題そのものというよりも、ヒカルさん達の言動・対応に信義が通っているかを評論しています。

  • 利益は投資家に還元すべきではないか
  • ヒカルさんらがVALU保持者のみを保護する姿勢はおかしいのではないか
  • VALU運営とヒカルさんの意図はズレてるのではないか

という主張を、VALUの仕組みやヒカルさん達の主張を根拠として述べていました。

また、今回の騒動は訴訟リスクもあるため弁護士に相談することをオススメしていたのが印象的でした。

ヒカルさんへの嫌がらせに警告

【弁護士の戯言】ヒカルさんに対する嫌がらせに警告! - 弁護士久保田康介 - YouTube

VALU騒動以降、過激化しているヒカルさんへの嫌がらせにも警告をしています。

  • コーランを燃やすコラ動画→名誉棄損罪(刑法230条1項)
  • 実家の窓ガラスが割られる→器物損壊罪(刑法261条)
  • 勝手に代引きで商品を届ける→詐欺罪(246条1項)
  • VAZへの爆破予告→業務妨害罪(刑法233条、234条)脅迫罪(222条1項)
  • 住所を晒す→プライバシー侵害(民法709条)

これらの罪に該当する恐れがあると述べていました。

今回は法律の種類が多いので詳しい構成要件の紹介は省略します。

ヒカルさんたちの謝罪動画について

【弁護士の戯言】ヒカルさん達の謝罪動画について - YouTube

この動画も、法律問題というよりもヒカルさんたちの謝罪動画についての感想という面が大きかったです。

  • 優待を載せたのが井川さん、削除したのがVALUという発言を真実と仮定すると、詐欺罪の成立要件の1つ(故意=意図的に行うこと)に当てはまらなくなり、詐欺罪の成立は無くなる
  • 不法行為は故意/過失を問わないので結論は変わらない
  • 無期限休止で、プレゼント企画はどうなるのか

「罪を憎んで人を憎まず」と名言を残していたのが印象的でした。

 まとめ

「詐欺罪や不法行為の構成要件に当てはまりそう」ということで、ガチな訴訟リスクがあるそうです。。

しかし、さすが弁護士というか、動画の内容が主張→根拠→論拠の流れでキレイに進んでいるので凄く頭に入りやすいですね。