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晋平太VS R-指定戦は当然のように面白かった【フリースタイルダンジョン】

焚巻が般若と戦ったくらいから、あんまりフリースタイルダンジョンって観て無ったんですけど、晋平太VS R指定が対決するというので久々に観ました。

ラップの文化って高校生ラップ選手権がやたら盛り上がりだしてから、急速に僕みたいな一般の人に浸透していった気がするんですが…。

ラップの文化も調べながら振り返ってみるのも面白いかもな~!って思ったけど、とりあえずは、先日みた晋平太VS R指定戦を振り返ってみようと思いますね。

 普通にめちゃ面白かったです

まず、すごいありきたりな表現でチープな言い方なんだけど、うん、すごい見ごたえがありました

試合全体を通しての感想なんですが、ラウンドが後半になっていくにつれて、段々とR指定の失速が目立ったように感じたのと、反対に晋平太が勢いづいて上手いラップしてた印象でした。

直前のT-pablo戦で会場がだいぶ荒れてた(※後から観ました)というのもあって、R指定もやりづらさはあったんだと思うし、

それ抜きにしても、晋平太戦への意気込みを伝える映像で「色々誤解を受けやすい人ですけど、めっちゃ上手いですよ」とリスペクトが込められていて、いまいち攻めきれない部分はあったんでしょう

(※R指定の弱点として身内に対して強く踏み込めないらしいことがネットに書いてあった笑)

R指定の因縁の相手という燃えるストーリー

これはフリースタイルダンジョンでも流れていたんだけど、R指定と晋平太って2010年に1回戦ったことがあるらしいですね。

(個人的には、晋平太が裏方に回っていることを踏まえても、2010年のUMB以降ももっと戦っていた印象だったので1回というのが意外だった)

ラッパー界隈ではあまりに有名な試合だそうで、ちょっとググっただけでも多くの方が2010年のUMBのR指定vs晋平太戦のリリックを書き起こしていて、当時の熱狂ぶりが伺えます。

というか、素人目から見ても2010年にもうフリースタイルが今と同レベルくらいで展開されているということに驚きました。

個人的にここ4、5年くらいでレベルが急激に上がっていったと感じるのはBAZOOKAの高校生ラップ選手権から入ったから、という理由があるかもしれませんが…。

で、2010年のUMB戦では2度の延長の末にR指定負けてるんですよね、その過去も今回の試合をアツくさせた一因だった。

今回のフリースタイルダンジョンでも、R指定の「おまたせラップオタクの出番だfromコッペパン」って入りは2010年のUMBの入りと一緒で、因縁の闘いに決着つけに来た感をバチバチに出してきてました。

【第一ラウンド】ボタンの掛け違いで薔薇薔薇になった筋

※ぶっちゃけ全部通して好きだったので、バトルの全部の内容を1つ1つ取り上げて感想書いていこうと思ったんですが、

かなり途方もない作業になりそうなので、個人的に特に好きだったシーンだけ取り上げていきます。

先述した、2010年のUMBを周到したR指定の入りも、その意味が解ればゾクっとするような重厚感があってめちゃめちゃカッコよかったですが、個人的にはそれ以上に、

貰った菊の花蹴っちまった。ボタンの掛け違えて薔薇薔薇になった筋、でも桜はいないだろ分かるか?でもお前みたいなMC死人に口なし(クチナシの花)だ

という花の名前で流れるように続いていくラインがむちゃくちゃカッコよかったですね。

このときのR指定は神が舞い降りていたんだと思います。(このままR指定が勝ち逃げしていくんじゃないか…?)という勢いがありました。

このレトリック全部、それまでの晋平太vsモンスター戦の内容を合わせてて、これを即興で出せるのは流石としか言いようがない。もう興奮で背中がゾクゾクしてました。

それに対して、晋平太も持ち味であるライミングスキルで、R指定の「口なし」にかけた韻をほとんど全てのバースでぶっこんできてました。流石ですね。

その後も、R指定が「晋平太の史上初のUMB2連覇をR指定が塗り替えた」という圧倒的な事実を最後にぶっこむエグイ技を決めたのですが、

それに対しても「俺は司会やってなかったからお前は3連覇できた」と、かなり上手い切り返ししたり見どころは多かったです。

1ラウンド目の結果

1ラウンド目の結果は、やはりR指定が最初の神がかり的な花の名前で踏んでいった韻もあって2-3でR指定が勝ちました

ただ、最初の入りが絶妙すぎたのか、1ラウンド目から失速の雰囲気を感じてしまったのは確かでしたね。

晋平太の想像以上の切り返しの上手さもあるのですが、R指定は最初に絶妙な韻を踏んでいったにも関わらず2-3と票が割れたのも、1ラウンド目の後半の失速が審査員にとっても否めなかったのでしょう。

【第2ラウンド】お前もう疲れてんぞ大丈夫か?

第2ラウンドは、先ほどのUMBの話から始まり、R指定の相方DJ松永が晋平太にトラック提供した「あいうえおキング」の話に軸が移っていきました。

R指定に熱くなるように仕掛ける晋平太と、「導火線に火がついて着火、どうかしてんのはお前の目じゃないのか?分かったか?熱いこというよりも上手いこと言って座布団1枚みたいな試合してるから」と冷静なスタンスを巧みに崩さないR指定。

僕は前の漢a.k.a.GAMI戦、T-pablo戦とスタンスを大きく変えることで晋平太の調子を狂わそうという算段のように見えました。

お前もう疲れてんぞ大丈夫か?」は「座布団1枚みたいな試合してるから」の直後にぶっこまれました笑。

※少し長く引用したのは、「導火線」というワードが3ラウンド目に影響してくるからです。

そりゃモンスター4人と連チャンは疲れますよね、とりわけ漢戦では楽屋裏のゴタゴタ(しかもかなりハード)を持ち出され、T-pablo戦では乱闘一歩手前の事態になって、クソ大変だと思いますよ笑。

2ラウンド目の結果

4-1で晋平太が勝利しました。

明らかにR指定が1ラウンド目よりも勢いが無くなっていたのですが、晋平太が「あいうえおキング」の話に的確にアンサーを返したのが評価されたんでしょうね。

でも、R指定のラップも全然悪いわけではなくって、晋平太の的確なアンサーを考慮してもどっちが勝つか分からなかったので4-1で票が割れたのが意外でした。

審査員のいとうせいこうさん曰く「なんも言ってねぇことをチラつかせ『なんか寂しそうまるでキリスト』(※晋平太が2ラウンドの最後に踏んだ韻)で決めた技の出しどころの上手さ」を評価していました。

【第3ラウンド】お前が助演じゃ共演者泣いてるよ

さて、運命の第3ラウンドなんですが晋平太の熱さが光ったラウンドでした。

試合内容は、先ほどの最後で晋平太が最後で踏んだ「なんか寂しそうまるでキリスト」を取っ掛かりに宗教のレトリックを使いながら展開していきます。

新興宗教(晋平太)とキリスト(R指定)の流れで続いて、晋平太が「お前が助演じゃ共演者泣いてるよ」とR指定へのリスペクトを入れてきます。

そして、「(第2ラウンドで出した)導火線の話に戻そうか、導火線なら真っ赤っか、最初から火がついてんだ、決意もってMIC握ってんだ」と締めました。

次にR指定は助演と共演の話には「魂の共鳴させたいと思ってんだよ、だからもっと上の方いこうぜ」を返していたのですが、晋平太が最後に締めた導火線の話はスルー

導火線の話は、リズムを取るために入れた言葉に過ぎないんでしょうけど、R指定から出していたにも関わらずスルーしてしまったのは痛かったですね。

また、助演と共演の返しも、アンサーとしては的確だったのですがクリティカルな最善手は他にあったんじゃないか、と思ってしまう内容でした。

そう思ってしまったのは、一貫して冷静な態度を取っていたスタンスが裏目に出たのもあったと思います。

その後は、R指定へのリスペクトを先ほどの助演のレトリックに載せて「お前が一番のライバルだ」と熱い韻を踏んでいきます。

その晋平太の姿勢に会場は湧いていき、最後は「お前と比べりゃ俺は上出来じゃねぇ、マジでマリオで道化師だよ」と締めます。

晋平太の熱いスタイルで会場の雰囲気を飲み込んでいった第3ラウンドでした。

第3ラウンドの結果

4-1で晋平太の勝ちでした。

これはもう仕方なかったというか、完全に会場の雰囲気は晋平太の熱さに飲まれていました

徐々にR指定のラップが失速していったのも敗因でしたが、前戦で荒れた会場において冷静なスタンスをとった作戦負けだったという面も強かったと思います。

第1ラウンド終了時までは、冷静なスタンスで晋平太の熱さと、会場の雰囲気を替えかけたんですけどね。そのR指定の腕力も流石。

いや、でもすごく見ごたえあって良い試合でした。

次はいよいよVS般若

ついにやってきましたね、VS般若戦

しばらくフリースタイルダンジョンは見て無かったのですが、これはもう見ざるを得ないですよね。

めちゃくちゃ熱い展開で来週がマジで楽しみです。